施設アイドレス

アイドレス工場

L:アイドレス工場 = {

 t:名称 = アイドレス工場(施設)

 t:要点 = 工場,乗っているライン,工場で働く国民

 t:周辺環境 = 工業地帯,工業に向いた地形

 t:評価 = なし

 t:特殊 = {

  *アイドレス工場の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。

  *毎ターンI=D,ウォードレス、戦車、独自兵器、航空機、RBを任意の組み合わせで25人機分生産される。この時、資源が−5万tされる。

  *生産しないかわりにそのターンでの整備フェイズで、評価+8の整備判定の修正を得ることが出来る。

(HQにより評価+3→『評価+11の整備判定』)

 t:→次のアイドレス = I=Dの改良(イベント),大型I=D(イベント),整備工場(施設),造船所(施設)

 

HQ根拠 http://p.ag.etr.ac/cwtg.jp/syousyo/1213

HQB指定根拠 http://syaku003.appspot.com/entry/show/6212

 

 羅幻王国の主要な産業は、何と言ってもその高い技術力を存分に振るった加工産業である。

 

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 沿岸部の都市、特に近隣に大きな貿易港を持つ地域では、荷揚げされた資材や燃料をより少ないコストで製品へと加工するため、大規模な工業地帯が広がって――いた。

 

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 かつて王立第七工廠と呼ばれていた区画は既に無く、整地された平地が残るだけである。

 そこに残されたハンガー坑だけが地上に残された唯一の痕跡であった。有事にはリニアレールにてI=Dの緊急出撃も可能ではあるが幸いにして未だ活用されてはいない。

 

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 羅幻王国王都に存在する【工業地帯】の、実に三割を占有するそれは、言葉通り、羅幻王国の持つ技術が一堂に会する場所である。元々、現行品に対抗しうる、或いは凌駕しうるI=Dを製造するのには、半端なく高度な工業力が必要とされる。勿論、それだけではない。いくら軍用品は費用対効果を比較的軽視する分野とはいえ、I=Dを一台製造するたびに国が傾くのでは、そもそもI=Dを作る意味が無い。

 

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 羅幻王国が製造するI=Dの何よりの特徴は、その信頼性と費用対効果性である。自分たちが小国である――どれほど高い工業力、技術力を保有していようと、そもそも国力のレベルで大国には太刀打ちできない――ということをよくよく理解している施政者と技術者たちの方針ではあったが、既に羅幻王国は砂漠の小国ではない。

 tera共和国拠点が一角。大船舶国家であり大燃料国家、そして大整備力国家である。共和国天領などの戦いではいつテロや空爆の危険に曝されるか知れたものではない。

 そこで計画されたのが天然のジオフロントへの工場移送計画である。

 

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 羅幻王国には沿岸部にぽっかりと口を空け、王国の地下全体に満遍なく広がっていると言われている洞窟群。それを『高硬度建材〜サンドスティール』及び『対塩害セメント〜ソルティ・キャット』で堅め、巨大な地下空間〜ジオフロントを再構築したのである。

 それはかつての地上よりも遥かに静穏性に優れ(少なくともかつて地上にあったような騒音公害が問われる事は無くなった)いざとなればいくつか配されたルートによる海上への輸出ルートも、緊急用の脱出ルートも完備されている。実行に移してみれば起案よりも遥かに【工業に向いた地形】ではあった。

 

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 各工廠はブロックごとに分割され(まともに『分割』など出来たのも彼らの技術力の現れであろう)リニアレールによって運ばれ、再構築された。この辺、一般市民の家ごと引越しとさほど変わらない技術ではあった。(もっとも、民間一般にまで飛躍的な技術革新が起きている事も一因では有ったが)

 

 かくて工廠は見事に地中に隠蔽されたのである。

 

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 羅幻王国ではI=Dの信頼性と汎用性を兼ね揃えるため、出来うる限りフレームの統一化が図られている。これはTera共和国の基本規格、特にサイベリアン等に合わせたものであり、かつての独立独歩の(もしくは至極勝手な)方針は廃されたためである。

 羅幻王国は唯一国にて存在するものではなく、Tera共和国の一員として身を連ねる以上、当然の方針である。

 

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 無論、ある程度の特定用途に向け調整が図られたI=Dも多いが、それでもフレームの流用率は40%を下回ることが無いと言われている。これは、羅幻王国の過去の技術者たちがまずもって各種規格の統一を図ったことと、設計に関する不文律を定め、それを体系化したこと、また、統一された規格に十分すぎるほどの拡張性――アップグレードを受け入れる下地があったことが大きな要因である。

 当時の技術者たちが何処まで見越していたかは定かではないが、高品質・低コストで高い評価を得ている羅幻王国の技術力がどれほど貢献したかは、述べるまでも無いだろう。

 

 さて、羅幻王国製のI=Dに関しては、もう一つ、大きな特徴が存在する。

下記資料【乗っているライン】にあるのはI=Dの手、マニュピレーターの部分である。

 

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 それは、フレームからオプション装甲、携行火器、ソフトウェアに及ぶ全ての品が純自国生産品――或いはライセンス生産品であるが故に強力なトレーサビリティが計られており、不良品や規格外品の発見に寄与されている。

 これは信頼性の面から望ましいとされたことではあり、また、全ての品を自国で賄うことでその調達及び変更を容易にしたという利点があるが、その裏にある真の理由は、羅幻王国の技術者たちが持つ高いプライドのためである。

 

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 羅幻王国の【工場で働く国民】は、基本的に技術力は高いのだが、それにもましてプライドが高い。勿論、それは実の無いものではなく、実際に個人が保有する技術力に依存したものである。それの無い、口先だけの技術者は何よりも他の技術者たちにより淘汰されてしまうのだ。

 

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 そして、そんな技術者たちは、I=Dという工業製品の最高傑作――少なくともその1種――に関して、信頼性の低いものを持ち込むことを嫌ったのだ。なにせ羅幻王国国民の多くは猫である。プライドが高いのはそのせいでもあるだろう。

 

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 プライドが高い技術者というものは、時に技術者どうしでコンフリクトを産み出すものではあるが、それ以上に、社会、或いは国に対する貢献度が高い。殊更、I=D工場などの高度な工業製品を生み出す場にあっては、以前に比べれば機械作業によるオートメーションも増えたものの、クリティカルな部分に関しては未だ機械の力を借りぬ技術者自身の手を加えねばならぬ場合が多いし、そうでなくとも、I=D生産工場の機械が故障したり調子をおかしくした場合には、それらに精通したレベルの高い技術者でなければどうすることもできないのである。

 

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 また、羅幻王国製のI=Dには一つの問題が付きまとっている。

 あまりにも優秀な技術者たちがこぞってその技術を使うため、信頼性が高いがピーキーな機体、という本来ありえない機種が存在するのである。

 

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 しかしながら、それらに対する「扱い辛い」という評価は、諸外国からはほとんど出ていない。これは、羅幻王国ではその義務教育期間中に技術者としての初歩を学び、また、それ以降も――少なくともI=Dに関わる進路に進むのならば――I=Dに限らず、種々の工業技術について学ぶ機会が多く、多くの国民は、それがどれほどピーキーな機体であっても、ある程度は機体特性をつかみ、活用することができるのである。

 貿易大国、新たなる羅幻王国の、イノベーションの時代が始まったのである。

 

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 ――「羅幻王国I=D産業白書8002改訂版」より一部抜粋

(テキスト:四条あや・蓮田屋藤乃。3DCG:かちゅーしゃ。イラスト:寛。デザイン:蓮田屋藤乃)

 

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Last-modified: 2017-06-19 (月) 21:09:57 (32d)