羅幻城

 羅幻王国の中心であり、我らが国王・羅幻雅貴伯爵夫人の居城。

 
 

第参羅幻城

 

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(撮影:ぱんくす様)

 
 

 「EVEX ロジャー奪還」にて、またも破壊された羅幻城であったが、「宮廷建築士」として王城再建に熱意を燃やす羅幻王国の誇る技族、ぱんくすの手により、三度姿を現出した羅幻第三の城。

 

 その幾度にも亘るあまりにも潔い壊れっぷりに、城が完成してからも、「このまま式神世界に移動して、式神世界第4の城になってまた壊されるんだ!」という、諦めとも野望ともとれない言葉がまことしやかに国内で流布されていたが、無事(?)壊されることも無くアイドレス終了を迎えるに至る。

 

 大量の艦船を抱える羅幻王国らしく、また、黒オーマの侵攻により国土を失い、流浪の民と化した国情をあらわすかのごとく、デザインは空飛ぶ艦船型となっている。

 

 亡命政権となっている現状においては、まさに国民を護り、国土再興に向けての心の拠り所となる、希望と誇りを載せた箱舟である。

 

 城の中庭では、前の城と変わらずに王国名産の羅幻コーチンが放し飼いにされており、王国で培われた料理文化が途絶えることの無いよう日々大切に育てられ、食卓に供されている。

 

 この城の建築に当たっては、先の城の建造時に解明されていた羅幻砲・・・・・・先代の羅幻王が残した浮遊自走砲・・・・・・の駆動システムと、羅幻王国の誇る「てんさい」サイエンティスト、ドクター無畏の手による高出力バッテリーとを組み合わせた、仮の推進・浮遊機構が備え付けられている。

 仮の、というのは、一つには、前羅幻城にはエネルギーユニット部分を失ったとはいえ、未だ駆動部位の原型をとどめたオリジナルが存在していること、そしてもう一つには、それが現国王羅幻雅貴の父王が遺したものであること、その2点から、いつの日か国土復興の暁には、その駆動システムを組み込むことを想定しているためであり、また、現状の王国の技術力では、巨大な城を長時間にわたり安定して飛行・運用するだけの手段を構築できなかったためでもある。

 

 とはいえ、技術立国を地で行く羅幻王国の技士陣は、その持てる知識と技術の粋を尽くし、その結果、わずか1時間ではあるが、飛行能力の確保に成功したのである。  

 
 

新羅幻城

 

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(撮影:ぱんくす様)

 
 

 EV56 同時多発爆発における羅幻王国本土決戦で崩壊した、或いはさせた羅幻城に代わる羅幻王国の王城として建設された新たな王城である。製造番号3C-0021。建築物、よりにもよって王城にシリアルを振るというその行為が、いかにも羅幻王国らしいと各所で評判である。無駄に。

 

 見た目は完全に別物であるが、構造・設備の多くを先代の城と同じくしている。軍事設備、アイドレス射出口・ハンガー、緊急用の居住区などはほぼそのまま移設されたが、細かい改修が加えられ利便性・効率性が向上している。また、水平面積が二回り程大きくなっており、その代わりに高さが大分抑えられている。城の中庭では羅幻王国の名産である羅幻コーチンが放し飼いになっており、本当にここは王城なのか、といった喧騒が常時響いている。だが、その鶏達がいるおかげで、王城内の食堂で振舞われる卵料理は絶品と名高い。

 

 また、緊急時には城ごと空へと飛び立つことが可能。横に広く、かつ縦に短い作りとなったのは飛行状態での安定性を高めるためである。飛行の様相はまさに空飛ぶ城といった趣で、その飛び方は「飛行」であり決して「浮遊」ではないのが特徴的。 普段は砂の中に埋もれている駆動部から展開される大規模な主翼およびカナード翼のおかげで、城の規模から想定される以上の破格の飛行安定性・旋回性能を保有している。 とは言え決して機動戦を想定している訳ではなく、小型の航空戦闘兵器の前には無力ではないか、という問題点が指摘されている。その為防護性能にはかなり気を使っており、城内部に点在するAIF(Anti Impulse Field:衝撃緩和結界)と複合素材を用いた城壁のおかげで、対艦ミサイルの直撃にも数発は耐えられる堅牢な作りとなっている。また光学的な迷彩機能を備えており、王城とそっくりのフェイクシルエットを複数投影可能。自らの姿を消すための能力ではなく、視覚的なデコイを空間にばら撒く形での視覚的防御である。他、近距離自衛用のCIWSやAAMを多数搭載している。

 

 巡航速度はおよそ400kt/h、最長飛行可能時間72時間。艦橋に相当する司令室は城駆動部内に存在し、各種スタッフおよそ200名によって運用される。 これは、先代の城が単純なロケット装備であったため射出後のコントロールが難しかったという反省点を踏まえた上での改良である。

 

 王城があくまで城である以上、過度な攻撃兵器は備えていない。が、先の戦い、或いは各国が遭遇した根源種族アウドムラとの接敵を想定し、対大型・郡隊兵器が搭載されている。それが羅幻城の持つ唯一の攻性兵器、羅幻砲である。発射時には王宮頂点部が展開し、内部から迫り出して来る口径3000mmの光学兵器で、物理的な性質上射程距離はミサイル・砲撃に遠く及ばないが、射程圏(およそ18km)内では百発百中の命中率を誇る。しかし、そのあまりに膨大な消費エネルギーおよび発熱のため、1射した場合の必要冷却時間は6時間という膨大なものであり、また細かい狙いをつけることも出来ないという欠点もある。よって使用方法は戦術レベルですらなく、戦略レベルで想定されている。飛行用のエネルギーユニットと発射用のエネルギーユニットが別に存在している為、発射そのものが王城の飛行になんら影響を及ぼさないのが唯一の救いである。

 

 基本設計は羅幻王国が誇るマッドサイエンティスト、ドクター無畏と宮廷建築師資格を持つぱんくす両名によるもの——と公には示されているが、実際にはそうではない。いや、正確に言うのなら、真実ではない。確かに、羅幻城の居住部分、平時に砂の上に出ている部分は主にぱんくすの手によるものだし、発進機構や姿勢制御機構等はドクター無畏の手が多く関わっている。

 

 しかし、そもそも。この羅幻城は本来、城ですらない。

 

 先の戦いで空いた大穴と、その奥に広がっていた太古の遺跡。その中で発見されたとあるユニット郡が、この羅幻城の本質である。共和国の刻印と共に幾重もの厳重な封印がなされていたそれこそが、羅幻砲のベースフレームであった。遺跡より運び出され組み立てられたそれは、飛行機能を持つ超大型自走砲として設計されたものであったが、それを改造することで羅幻城と仕立てあげたのである。故に羅幻城とは、戦略可能な砲台を設置した王城ではなく、飛行可能な戦略砲台に王宮を併設したものなのだ。

 その荒唐無稽さに、事情を知る一部の者はみな呆れ果てた。なにせ羅幻砲のユニットには未解析の部分が多く、端的に言うのなら、駆動系を除くほぼ全てがブラックボックスに包まれていたからだ。しかし、その点を指摘する皆を黙らせ、羅幻雅貴伯爵夫人はこう言った。

 

 ——けれどこれは、父上が残してくれたものだから。

 

 一説には、羅幻砲のメインユニットであるエネルギー供給ユニットと共に何らかのメッセージが残されていたと噂されるが、羅幻砲の発見から羅幻城の組み立てに及ぶ全てに情報規制が敷かれているため、真実を知るものは多くない。

 

(設定:四条あや様)

 
 

旧羅幻城

 

前の羅幻城を御覧になりたい方は観光名所までどうぞ。

 
 

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Last-modified: 2017-06-26 (月) 00:43:43 (26d)