http://p.ag.etr.ac/cwtg.jp/bbs2/23879
L:兵器輸送列車の開発 = {
t:名称 = 兵器輸送列車の開発(イベント)
t:要点 = {兵器輸送列車とは単なる貨車であるが、その実、強奪を恐れて装甲列車を必ずつけて、自衛を行っていた。武装はどれも旧式のI=D装備だったが、たくさん並べていたため、火力は強大であった}
t:周辺環境 = 線路
t:評価 = なし
t:特殊 = {
*その国向けの兵器輸送列車を開発できる。
}
t:→次のアイドレス = なし
L:カルボナード兵器輸送列車 = {
t:名称 = カルボナード兵器輸送列車(技術)
t:要点 = いかつい、列車、白い
t:周辺環境 =羅幻
t:評価 = なし
t:特殊 = {
*カルボナード兵器輸送列車の技術カテゴリ = 藩国技術として扱う。
*カルボナード兵器輸送列車の効果 = 収得国は環状線で200人機までの兵 器を輸送できるようになる。
}
t:→次のアイドレス = 大型輸送貨車の開発?(イベント),高速列車の開発?(イベント),夜行列車の開発?(イベント),食堂車の開発?(イベント)
}
http://syaku003.appspot.com/entry/show/3071
Q1:カルボナ-ドで輸送できるル-トについてですが、可能なのは
A.共和国環状線内なら自由に融通出来る。
B.共和国環状線内、羅幻王国との聯合国及び組織なら自由に融通出来る。
C.共和国環状線内、「羅幻→他国」或いは、「他国→羅幻」のどちらかだけ。
D.共和国環状線内、「羅幻→羅幻王国との聯合国及び組織」或いは、「聯合国→羅 幻」のどちらかだけ。
E.その他
A1:A
http://syaku003.appspot.com/entry/show/41371
カルボナード兵器輸送列車(技術):HQ
取得日:2009年3月27日
HQ根拠:http://p.ag.etr.ac/cwtg.jp/bbs2/28329
兵器輸送力+10%(累計220人機)
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――カルボナード【carbonado】(名詞)
1:暗灰色または黒色をしているダイヤモンドの変種。最も靱性(割れにくさ。硬度とは異なる)が高い鉱物のため鑿岩機(さくがんき)等に用いる。
2:共和国環状線:羅幻王国製、【兵器輸送用・警備装甲列車『カルボナード』】の事。主に共和国間のI=Dの輸送等に用いられた。
●:序論
兵站の重要性は共和国ロジスティクスの拠点となす当王国において重要認識されているのは勿論の事ながら、共和国諸般国から寄せられる期待も大きいものであった。
兵站輸送とは軍事活動において必要な物資(戦力・交換部品等・燃料・食料・資源)を移動させる業務を指す。その効率性が戦略・戦術・戦闘を大きく左右する。
なぜならば、戦争で行われる活動は戦闘に限らず、兵士の健康・兵器の整備・拠点の確保維持など多様かつ膨大であり、人的物的損耗の補填が必要だからである。これらの欠乏が兵士の士気に直結するのは語るまでも無い。
大量輸送という観点からは鉄道貨物輸送以前に船舶による海上輸送(特にNWで最も優秀なコランダム級・経済的輸送艦を要する羅幻王国には莫大な権益を含む)があるものの、船舶数にも運用人員的にも限りがあり、あえてその権益を手放す事により鉄道輸送の利点である貨車を増やす事により輸送需要に対応出来た事は英断であった。
共和国環状線を使用する事により、従来船舶で輸送していた貨物を陸上輸送にシフトするランドブリッジ構想を羅幻王国自ら提唱し、高速な輸送が可能なため、事実上の後方連絡線(兵站線)としてコストダウンも含め大いに発展する事になる。
しかしながら、歴史的にも輸送は兵站の活動において最も危険度が高くなる事が証明されている。敵にとって輸送部隊は戦闘力が比較的低い上に、戦果としても非常に意味があるので格好の軍事目標とされてしまうからだ。パイロットの搭乗していないI=Dなど張子の虎であろう。
ココで『こんな事もあろうかと!』と開発されたのが、兵器輸送用・警備装甲列車『カルボナード』である。
――基本的には貨車である。その前後に警備装甲車を配する事により、中央部のI=D輸送車(通称I=Dキャリア)・物資輸送用コンテナ車を護衛するために、これまでの基本的な技術の積み重ねを基点として作られた。
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必要とされるべき要点は
A:兵器輸送能力
B:防戦能力
C:警備・通信能力 である。
A:兵器輸送能力
進行方向(←)に対して、
← 【カルボナード】−【機関車】−【砲撃型カルボナード】−{【I=Dキャリアないしコンテナ車】×3−【カルボナード】}×n−【砲撃型カルボナード】−【機関車】−【カルボナード】
という編制であり、【I=Dキャリアないしコンテナ車】3両+【カルボナード】1両の【テトラ・ユニット】の複数構築を基準として中心に配置し、【カルボナード】と【砲戦型カルボナード】を前面・後面に配置し、装甲と火力を正面と上部に配され、大型I=Dクラスの馬力・通信能力を有する。
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これらは【◆弾丸列車リオンライナー(Bullet Train/Rion Liner)】、【◆コランダム級経済的輸送艦】の技術が効率よく用いられ、
・強制車体傾斜機構にスピードを極力殺さずに曲線を曲がる為の空気バネにが用いられている。
・タマハガネにも使用されている組み込み式ハンガーを流用して開発されたI=Dを搭載・輸送出来るI=Dキャリアが採用されている。
・ブレーキには各車に電磁弁を持つ応荷重装置付電磁自動空気ブレーキ(CFS)・ツイストロック式コンテナ用緊締装置が使われている。
・多少の障害物ならまるで鑿岩機のように突破排除出来る様、車体前方に高硬度バンパーが備え付けられている。
・線路幅が異なる路線にも対応出来る様、車輪幅ムーバブル装置がシャーシに用いられている。
特にI=Dキャリアは良く出来ていて、基本的にはI=Dキャリアを寝かせて格納・運搬するが、緊急性・危険性の高い事件であると判断された場合にはI=Dキャリアを荷台に座らせ、現場到着後即座に対応出来るようにして発進することがある。
熟練したパイロットが登場している状態ならば車体に寝転んだ状態からも、射撃が可能であったという。機動兵器の利点とは、自分自身を含めた戦力を生産工場から戦地にまで輸送することが出来る点にあり、まさしくそれを体現する形となった。
なお、【I=Dキャリア】には敵ウォードレス兵が取り付いた場合等に、対人用の自動照準・軽機関銃が1両に付き2門取り付けられている。積み込み時等の誤射を防ぐために、基準となる【テトラ・ユニット】内の【カルボナード】からの指示によって起動する。
積載能力については、【◆コランダム級経済的輸送艦】に用いられたバルクカーゴ混載型セミ・コンテナ技術が流用され、長尺物や超重量品などコンテナに積み込めない『ブレイクバルクカーゴ』の運用すらも想定するために、さらにウェイトを加重した大型I=D【◆ベルヴェヴェーレ】を『分解して実際に乗せる実験』を繰り返しており、信頼性も高い。
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B:防戦能力
これらは廃棄された【◆防空ラメショー】のオプション装備を流用された。
(#対空機関砲 敵が射程に入ると自動で一回の一回の対空戦が出来、その間、対空評価15になる。AR−1)
車体数箇所につけられた機関砲は普段は側面円盤部に格納されており、対地・対空どちらにも使われ、対地戦闘においては至近距離から中距離に至り、弾幕による牽制にも、銃弾を集中しての一点攻撃にも対応可能である。
装甲の軽量化及び強化の為、全筐体にサンドスティールに対熱処理を施したモノが用いられた複合積層装甲(強度を増すため複数素材を重ねる事)に対レーザー反射塗料が塗布された。
また【砲撃型カルボナード】と呼称される、列車の最前・最後列に配された2台のオプション装備型は大型I=D【◆ベルヴェヴェーレ】のリニアレールガンを用いられ、事実上の戦車砲台車両として用いられた。
このリニアレールガンは、普段は車体以内に格納された中長距離への攻撃時に使われる砲戦兵器である。連射は利かず、214秒に1発程度の発射能力である。駆動エネルギーの一部を一時的に用い、フライホイールとレール部位で更に加速させることで、10km/s程度の弾速を得ることができる。
演習においてテロ役の演習部隊があっさり返り討ちとなり、担当部隊士官からは撃破には正面から戦う以外の手段を用いるべきとのコメントを残しているのがその証明であろう。
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C:警備・通信能力
C−1:ハードウェア
路線防衛を主目的として開発されており、優れた探知能力と情報処理能力によって、極めて高度な対空戦闘能力を備えている。
センサー・システムは【◆防空ラメショー】にも搭載されているレーダードームユニット等の索敵機能と、情報処理システムとしてのC3システム(Command-Control-Communication-System:指定された任意の機体とのデータリンクさせ部隊内の任意の機体が入手した情報を他の任意の機体に同期させ共有させる)を再構成したもので、
更に広範囲に及ぶ索敵機能を確保すると共に、索敵情報の共有、火器管制の着弾修正演算及び敵性体からの攻撃予測演算を並列分散処理することにより、対空・対地のあらゆるカウンターテロとしての局面において、目標の捜索から識別、判断から攻撃に至るまでを、迅速に行なう事が出来るそれは、もはや簡易なイージス戦闘システムと言って良いクラスと達した。
列車に対する直接攻撃のみならず【◆線路】へのテロ破壊活動(また、線路上に石を置くなどのタダの子供のいたずらにも配慮がなされた)に対しても早期警戒を行い、速やかに共和国鉄道警備隊に通報し未然に対処することが出来るだけでなく、万一にも線路が破壊された場合においても、線路からの通電をセンサーと併用した緊急停止システムにより、脱線等の列車事故を防ぐ事が出来た。
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C−2:ソフトウェアと周辺住民へのケア
【◆兵器輸送用・警備装甲列車『カルボナード』】はそれそのものが武力を持った軍事兵器であり、周辺住民への影響と共に内部人員・装備へのサボタージュが懸念されたため、【◆警官】・【◆巡査】アイドレスを有する藩国警察から優秀な人材が思想・背景確認の元に選別され、鉄道警備隊『レイルウェイ・ガーズ(Railway-Guard)』がカウンターテロ部隊として組織されている。
検問の依頼、不審者などの情報などの情報は、藩国政府・警察のみならずISS並びに共和国諸藩国政府にも連絡され、相互に対応する事が出来た。
なお、周辺住民の不安・不満などを避ける為、鉄道警備隊『レイルウェイ・ガーズ(Railway-Guard)』の女性隊員から『鉄道アイドル広報隊:レイル・エンジェルズ』が結成され国内外に周知活動に務めているが、子供たちだけでなく、ワリと年配の所謂『大きなお友達』に人気が博してしまったという余談がある。
そのため、『鉄道アイドル広報隊:レイル・エンジェルズ』への『盗撮を防ぐという名目』で『画像・動画撮影の制限』が『アッサリ』出来てしまった事は軍師:蓮田屋藤乃摂政の目を持ってしても見抜けなかったと苦笑する限りであった。
最後に、黒ダイヤがモチーフなのにカラーリングがパールホワイト系であるのは、元々黒いカラーリングで開発されて命名された後に、視覚的な威圧感を多少なりとも軽減しようという努力の跡であったと言う。
●:結論
「象が踏んでも壊れないっ☆」「それが言いたかっただけか貴様ーーっ!」
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