http://blog.tendice.jp/200907/article_5.html
L:整備士官 = {
t:名称 = 整備士官(職業4)
t:要点 = 整備士,制服,指示
t:周辺環境 = 整備場
t:評価 = 体格3,筋力4,耐久力4,外見3,敏捷3,器用8,感覚7,知識8,幸運1
t:特殊 = {
*整備士官の職業4カテゴリ = 派生職業4アイドレスとして扱う。
*整備士官を含む部隊は、戦闘動員による資源消費を90%に出来る。この効果は75%ルールを無視して効果を発揮する。この効果は重複しない(整備士官以外の効果による重複はする)
*整備士官を含む部隊は整備判定において必ず同調判定に成功する。
}
t:→次のアイドレス = I=D近代化計画(イベント),技術力の回復(イベント),整備工場(施設),テクノクラート(職業) }
◆整備士官所持者リスト
(更新履歴20091010:構築)
(更新履歴20091015:ウチガネ・朝霧追加)
(更新履歴20091104:琴月雷那追加)
(更新履歴20100410:蓮田屋藤乃・瀬田唐橋追加/HQ継承:器用+1)
25-00472-01 | かちゅーしゃ | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00473-01 | 蓮田屋藤乃 | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00474-01 | 比月 コウ | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00476-01 | ぱんくす | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00478-01 | 四条あや | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00479-01 | 茉乃瀬桔梗 | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00480-01 | 四方 無畏 | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00484-01 | ルクス | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00487-01 | グレイ | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00489-01 | ヴィス | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00490-01 | 大川倖 | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00491-01 | ウチガネカケル | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00492-01 | 神凪 刹那 | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00493-01 | ごまる | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00704-01 | 辰子 | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00824-01 | 瀬田唐橋 | 羅幻王国 | 整備士官 |
25-00857-01 | 琴月雷那 | 羅幻王国 | 整備士官 |
24-00236-02 | 朝霧 | 紅葉国 | 整備士官 |
(イラスト:ぱんくす)
軍組織の人員をラインとスタッフに分けるのだとしたら、整備兵――あるいは整備員という人員は、間違いなくスタッフ、つまりは後方での活動に従事するのが任務である。無論、後方要員とは言え、それは直接的に火線と接すること無い――あってはならないというだけで、戦闘そのものに参加することは多々ある。
整備行為は戦闘において必須な事柄であるし、整備が必要な物品の全てをその都度後方の都市部に送らせる訳にもいかないからだ。
実際の問題として、後方――大規模な分解整備が可能な工場に該当する物品を送らねばならない状態というのも存在するが、それはあくまで破損や損害といった状況に陥ったものだけであり、普段の使用に基づく消耗は、その都度現地で補修することが望ましい。これは、陸や海を問わない共通の概念である。
故に、羅幻王国の船舶には通常の整備保持要員に加え、それらの取り纏めとなる人員、ラインで言うところの士官に該当する人員が乗り組んでいる。
主な仕事は通常時の船舶機関やその搭載物資の保持補修だが、外部からの補給が陸のそれと比較して困難な海上である以上、その重要度は陸のそれとは比べ物にならないほどに大きく、機械整備知識のみならず、船舶航行知識や兵站輸送システムにまで及ぶ。
そのため、船舶に配属される【整備士】はそもそもが前提として有能な者達であり、そんな彼らをそれぞれの担当部署ごとに取りまとめ【指示】を飛ばす整備士官は、そんな優秀な者達の中でも取り分け秀でた者達であり、かつ、思想確認も含めた士官教程を終了した者達である。
云わば整備のトップガン、教導要員とも言えるだろう。
整備士官はその立場上、実際に作業を行うことよりも他の整備士や海兵に【指示】を下す――つまり、整備や航行のオペレート行為ないし、部隊指揮を執る事になるが、それは本人が整備の技術や知識に疎くては務まらない事を示している。
船舶に乗り込んだ整備士たちを他の人員と見分ける一番の目印は、その【制服】にある。
彼らが着ている【制服】は、流石に整備行為を行うだけあり他の人員や海兵将校のそれとも異なり、ただでさえ機能性と実用性に重きを置いた羅幻王国の【制服】の中でも、取り分け実用性を重視したそれは、若き整備士たちの羨望である。
数多のポケットとオプションケースを任意に取り付け可能なハードポイントが多数用意されており、自分にとって都合の良い位置によく使用する計測器具や筆記用具を仕舞うのが彼らの常となっている。
また、陸地――羅幻王国の【整備場】にも、【整備士】や整備士官の姿を見ることが出来る。
実際に船に登場せず、陸地であるドッグに詰めている彼らの多くは、整備士官の地位に至ったばかりの新任士官か、あるいはそれらに教育を施す老兵とでも言うべきベテランの整備士だ。
元より技術と実力に誇りを持つ者が多い羅幻の国において、殊更技術職において他者を指示下に置くということは、最低限自らが指示を下す者達の仕事を把握し、理解していなければならない。
故に士官講習を終えた整備士官は、まず陸の【整備場】へと赴任させられる。
そこで老練の整備士から様々な知識と技術を叩き込まれるのだ。叩き込まれるものは自分が今まであまり関与していなかった方面の技術も多く、その苦労は整備士以外にも『ワリと戦場』と囁かれているが、自分たちの立場とその重さ、そして何よりも様々な方面の知識と技術をより高いレベルで身につけられるということでもあり、意外に脱落者は少ない。
【整備場】での研修とでも言うべき知識・技術の吸収を終えた整備士官は、多くの場合、そのまま同じ【整備場】で一定数の整備士を指揮下に置くことを求められ、そのようにして組まれたチームで実際の整備作業に当たる。このチームは、人数の増減も無いではないが、後に船舶に乗船するさいも同様のチーム単位で組み込まれることとなる。
共和国のロジスティクスを支える、正に流通の大動脈である羅幻王国において、機械整備・船舶航行・兵站輸送・部隊指揮に秀でた整備士官は今後の藩国基盤、未来への礎となり、国民からの羨望を集める若き精鋭たちである。
(テキスト:四条あや)