羅幻王国のイラストやその他の置き場所です。
1.始めに
SSとは“Short Story”(この場合)のことです。あくまで「物語」であることを念頭に置いてください。
「自分は面白いと思う」と言うのは、大体の場合、当てになりません。常に「これでいいんだろうか」という疑念を持ち続けてください。その疑念は、あなたの向上力に結びつきます。
2.文法的なこと
基本的に、作文のそれと同じだと思ってください。ですが、だからこそ通常ネットで使っている文法とは勝手が違う場合があります。
最初の段落、または段落が変わったとき、文頭には必ず1マスの空白を入れてください。
(例:――――。
「――」
「――」
――――。)
エクストラメーションマーク(!)とクエッションマーク(?)を使うときは、それが一つなら全角、複数重ねる場合(例:「!!」や「!?」の場合)は半角にしてください。また、これらのマークを使った時はその次の文章を始める前に1マス空白を入れてください。改行する場合は気にしなくて結構です。
(例:「――!……」ではなく、「――! ……」としてください)
文中で数字を表記する場合、それが1文字ならば全角、2文字以上なら半角にしてください。
(例:「1、2、3、……」「123……」)
また、漢数字とアラビア数字の使い分けですが、横書きの場合は基本的にアラビア数字を用いてください。
ですが、漢数字を使った一続きの言葉では(例:「一悶着」「二人三脚」「百鬼夜行」)漢数字を用いてください。
SSに限らず小説文章で最近多用される「…」と「―」ですが、「…」を「三点リーダ」、「―」を「全角ダッシュ」と言います。「…」は「てん」、「―」は「ー」を変換すると出てきます。
これらは無音や沈黙などを表現するのに有用ですが、使用する際は必ず2個セットで使うことを原則とし、複数回並べるときも必ず2n個使用してください。
(例:「……」、「…………」等。「…」や「………」はダメ)
物語の中の場面を変換する場合、よく空白の改行が使われますが、これは作中で仕様を統一してください。
特に1行だけの空行は台詞文の前後に使用する場合もあるため、場面転換には複数行を用いる場合などは特に注意してください。
(例:場面転換時には3行空ける、等)
3.技巧的なこと
物語を書く上では、先達が作り出したいくつかのやり方があります。大まかに分類し、それぞれの特徴を簡潔に以下に述べます。
「スレイヤーズ!」「涼宮ハルヒの憂鬱」などで使われる手法です。筆者(主人公)の視点から見た物事を描いていく手法であり、主人公の内心描写をふんだんに盛り込むことができるため、動きの少ない物語に向きます。また、この手法では「主人公が知らない、気づいていないこと=読者が知らない、気づいていないこと」なので、叙述トリックなどを用いる場合にも有効です。
欠点として、他人の内面が分かることが極端に少ない(テレパシストとかは除く)ので、その辺をどう処理するか、という問題があります。
3.1.の一人称の正反対で、「筆者が主人公の直ぐ傍に居り、行動を記していく」というスタイルです。
昨今、見かけることがありません。ホームズなどは変り種ではありますがこの手のスタイルでした。
気にしなくていいでしょう。
物語を書く上で一番多いスタイルがこの三人称です。視点は不定であり、くるくると動き回ります。
映画のように完全に映像だけを描写し、キャラクターの内面をまったく描写しない手法としてハードボイルドという手法がありますが、それもこれに含まれます。
が、基本的にはその場面で焦点の合っているキャラクターに半ば視線を合わせた書き方をするのが普通で、同じ場面(特に同じ段落)で視点がひょいひょいとキャラクター間を行きかうことはありません。
「少年は家を飛び出すとお気に入りの遊び場である近所の空き地へと向かった。しかし空き地には先客が居り、一人の少女がまるで少年を待っていたかのように佇んでいた。誰だろう、と少年は思った。」
この場合、視点は少年のそれに固定されています。
視点がずれるとは、
「少年は家を飛び出すとお気に入りの遊び場である近所の空き地へと向かった。少女はようやく姿を見せた少年に、やっときてくれた、と胸の中で呟いた。誰だろう、と少年は思った」
この様に、その時点では知りえない内面(「やっときてくれた」という思いは、少年には分からない。また、「誰だろう」という疑問を少年が抱いているということは、少女には分からない)を描くことです。
勿論、このルールを敢えて無視して書く手法もありますが、なれないうちはぐだぐだになるので止めたほうが賢明です。
また三人称の場合、筆者とキャラクターは同一では無いため、時折「筆者(地の文)がキャラクターと会話をする」ということがありますが、これは止めておいた方が賢明です。
と言うか、市販されている小説を見てください。そういった文体は基本的に存在しません。
これは、「筆者とキャラクターが掛け合っている」のであって、よもすれば筆者の独りよがりになりかねません。
読者は「筆者」ではなく「キャラクター」を求めて文章を読んでいます。
4.物語を書く上で長々と続けてきましたが、ここで色々と前提を破棄します。
文法的なルールというものは存在しますが、それを守って書いた文章は、どんなものであっても、筆者がそう主張すればそれは物語になります。
物語を書く上で、明文化されたルールは存在しません。
ですが、物語の発展と共に整理されてきた不文法があるのは事実です。それを無視して書いた小説は、たとえそれがどんなに素晴らしいものであっても、筆者にしか理解できない可能性があります。
ルールを無視して自分の味を出すのは、ルールを理解してからで十分です。
そのことを、どうか覚えておいてください。
未熟ながら、偉そうなことを述べて申し訳ありませんでした。
http://hastur.sakura.ne.jp/RitualMagic/Freedom_Flag.mp3
自由の旗:歌詞
白き砂漠 青き海
水と砂との 真ん中に
我が立てた 誓いとは
決して折れぬ 自由の旗よ
紅く燃える あの太陽も
夜の凍える 寒さも
身を切る 風の刃も
打ち砕けぬ その心は
闇夜を照らす月の輝きのよう
気高く 誇り 高く 光る
砂塵に浮かぶ星の瞬きのよう
必ず届く 心の叫び
風をはらみ 旗は言うよ
我と我等 ここにありと
曇りなき 心のままに
翻るそれは 白き自由の旗
砂の中に 遺された
石と岩との 古き城
蜃気楼に 浮かびあがる
古人が印した 自由の旗よ
長く伸びる あの街道も
喜びに湧く 港も
人の営み 積み重ね
磨かれた その心は
旅人を招くオアシスのように
気高く 誇り 高く 光る
古き人が遺した理想の唄
優しく響く 心の叫び
風をはらみ 旗は言うよ
我と我等 ここにありと
曇りなき 心のままに
翻るそれは 白き自由の旗
話 数 | タイトル | 動画リンク(ファイル名=放映日です) |
第1話 | 燃え萌え女王様、国民を募集す。 | |
第2話 | かちゅ摂政とシノブ卿、出陣す(?) | |
第3話 | 女王様、鍋の国を祝勝す・・・? | |
第4話 | 祝勝会2次会開催、そして・・・ |