*取得したアイドレスの一覧 [#j4f2c2f9]
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*ターン2 [#t3d66d94]
**工兵 [#o0e9bd7e]

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 羅幻王国において、歩兵は最も重要かつポピュラーな兵科であることは先に述べた通りだが、今回の戦争を通じて、技術立国である我が藩国民の性状と、戦場での経験及びI=Dの運用実績から、歩兵よりさらに技術的専門性が要求される兵科が必要となった。

 また一方で、羅幻王国は少数精鋭主義であるため、実際の戦闘では正面からの撃ち合いよりも、戦場における工作作戦などの有用性が重視されるようになってきた。

そこで新たに編成されたのが工兵部隊である。
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 部隊構成は歩兵と同じ5名を最小としながらも、羅幻の技術力を結集した結果、戦闘工作型と建設工作型に分かれる工兵の作業分布を無くし、その結果、総合力として高い実力を発揮することとなった。

 軍隊においていわゆる「何でも屋」的性質が強い存在であり、実質誰よりも早く敵への攻撃準備を開始するため、任務での危険度も活躍の度合いと同様に高く、高度な戦闘、陣地構築、地雷処理、上陸戦支援などのスキルで王国の戦闘の屋台骨を支える。

 それと同時に後方支援から架橋作業、測量、地図作成の分野などにおいても高いスキルを発揮できるのは、戦況が刻一刻と変遷する実戦場においては大きな利点となっている。
また平時には王国の屋台骨を支える交易路や港などの防衛、インフラ整備などの作業、周辺オアシスやその付近に点在する村々への支援を行い、羅幻王国を支えている。
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 工兵が請け負うのは多種多様に渡る任務であるが、その活躍場面で特筆すべきは、自国にて敵を迎え撃つ時のものであろう。
これは羅幻王国の国土の大半が砂漠や山岳であること、海に面していることと関係が深い。

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 それは言い換えれば、いくらでも厳しい環境での実地訓練が可能だ、ということである。
多数の実地における実験とそこから得られる膨大な実戦データを戦術に反映することが出来る点、また装備の防塵防砂対策、防塩対策、防水対策においては他国にはない独自の技術が、それらの環境にて培われてきた。

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 無論、積極性のある攻撃も得意分野として鍛え上げられるが、それよりも工兵戦闘の本質である環境の特性を活かし、相手兵士に精神的ストレスを与えつつ、アイドレスへの環境が与えるダメージは計り知れない。

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 その成果をさらに向上させる為の方策として、国土防衛戦略に基づいて、平時から工兵は国境線への早期警戒情報ラインの敷設も担当している。

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 陸上においては、巧みなトラップ技術と高度な通信技術を組み合わせた敵機捕捉機構を設置構築し、通常のレーダーとも組み合わせた上で、各種気象条件においてもかなり迅速な索敵と戦力分析を行えるようになった。

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 また、海上においても、平時より、大量に運行している艦船の国内における警備保護を目的として警備警戒態勢をとっており、特に沿岸部においては、先のアウドムラ迎撃戦を契機に、工兵の知識や技術を活かした早期警戒態勢が徐々に構築されつつある。

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 それらを活かすため、訓練においては様々な条件付けをしながらシミュレーションが行われており、実戦での投入への暁には、今以上に隙の無い軍が生まれるであろうと予測されている。

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 現在はその人員は少ないものの、元々技術力に優れた国柄な為、今後増員されていくことになるであろう。

  王国では、工兵こそが最も勢いに乗る兵科になるのではないか、という意見がかなりの数上っているのも、れっきとした事実の一つである。

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 なお、その任務の特性のため、彼らは軍隊生活の殆どを野戦服や野外で過ごす事が多く、さらに爆発物のエキスパートも多い。

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(撮影:比月 コウ様 解説:蒼凪 羅須侘様・ルクス様・源様)
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名称:・工兵(職業)

要点:・野戦服・爆薬

周辺環境:・塹壕
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***周辺環境「塹壕」 [#tb7ab8a0]
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工兵が掘ったモノです。
(撮影:比月 コウ様)
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**名パイロット [#gdc2486b]

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 我が国最強の軍事集団とも言われる『Ritter(リッター:騎士)』。それは各個が名パイロットと呼ばれるにふさわしい能力を保持している。
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 勿論、彼らも初めから優秀なわけではない。パイロットとしての日頃の厳しい訓練、整備士としての培ってきた機体に対するノウハウ。また、我が国を取り巻く過酷な環境――高い気温、昼夜の温度差、吹き付ける流砂等が予測不明の事態を巻き起こす――の中で、如何なる状況でも対処できるよう見習いのうちから叩き込まれるのである。砂漠を利用した補給線切断によるゲリラ戦術や焦土戦術等の作戦教育、機体温度管理と防砂技術を始めとした技術系の知識。名パイロットと呼ばれる彼らにとって、それらは基礎中の基礎なのである。

 上記のような後天的要素は勿論のこと、そこに加味されるのに、やはり持って生まれた才能という先天的要素を無視する事は出来ない。恵まれた肉体、鋭い五感、精神力。しかし、それらを持っていても名パイロットになれるはずもない。各々の血の滲むような努力と力量、そして豊富な経験があってこそである。そして最後に『生き汚さ』であろう。

 元々西国人はどちらかというと手先の器用さとその感覚の鋭さに定評があり、その全てを総動員した状況把握と危険察知、そして緻密な計算により如何なるハードラックをも強引にねじ伏せる。それ故の『生き汚さ』による生還率の高さは、我が国が質の良いパイロットを育てるに適した土壌であると言っても過言ではない。
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 『Ritter(リッター:騎士)』にはその得意戦法によって3つのタイプにカテゴライズされ、陸海空軍の中にそれぞれ組み込まれている。
まずは『Klaue- Ritter(クラウエリッター:爪の騎士)』。その素早い動きでいち早く敵陣地へと向かい、敵の出鼻を叩き潰す一番槍の役割を得意とする者達。華やかさにかけては他の追随を許さない。その中でも最も優れた者には『Spitze(スパイツェ)』の称号が与えられる。

 次に『Giftzahn- Ritter(ギフツァンリッター:牙の騎士)』。重装備の為に動きは早くないが、その的中率は一般兵を遙かに凌ぐ。決戦兵器としての役割を得意とする者達。その機体に貼られた撃墜マークの数は三軍の中でも突出している。その中でも撃墜王には『As(エイス)』の称号が与えられる。

 最後に『Schnurrhaar- Ritter(シュヌルハーリッター:髭の騎士)』。その類い希な操縦技術で敵の攻撃を次々とかいくぐり、陽動と攪乱を得意とする者達。彼らの機体は敵の攻撃を受けることがない為、一際美しい機体を保持している。その中でも最も秀でた者には『Magier(マギエル)』の称号が与えられる。
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 『Ritter(リッター:騎士)』に選ばれたものは、その略帽に、軍章以外にエンブレムをつける事が許される。それぞれ爪と牙と髭を模したそのエンブレムは全パイロットの憧れの的である。

 また、全パイロットに支給される航空用時計の中でも、リッターにのみ支給されるものは数々のギミックが追加されている。回転計算尺機能は勿論、計器と繋ぐ事によってできる『簡易プログラムチェック機能』、電波を傍受してその周波数を自動的に割り出す『聞き耳機能』。そして、自身の腕にはめる事によって脈拍数や血圧を自動的に感知し、異常が出ると自動的に本隊もしくは本営に連絡を入れる『もう駄目ぽ機能』等である。その小さなボディに反比例した機能の多彩さは、流石は技術大国と言われる程のものである。但し、一個作製するのに多大な時間と費用を要するので、一般兵には支給されないのも頷ける。

 そして『Spitze(スパイツェ)』『As(エイス)』『Magier(マギエル)』の称号を受けた者にのみ与えられる『イエロージャンパー』。クロムイエローも鮮やかなそれには、背中と腕に前述のエンブレムが施されている。防弾性や防水性、耐火性にも優れており、それでいて軽いこのジャンパーは、その機能だけでなく、そのステイタスシンボルとして全パイロットは勿論、他のリッター達の垂涎の的でもある。
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 彼らは今日も、共に和して自由の旗に栄光を与えんが為に、高き空を、深き海を、広き大地を駆け抜けて行く。

(撮影及び解説:グレイ様・蒼凪 羅須侘様)
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名称:・名パイロット 

要点:・略帽・イエロージャンパー・航空用腕時計 

周辺環境:・コクピット 
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**造船所 [#a7633390]

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<< 造船所 >>
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 空母に戦艦に駆逐艦に魚雷艦。フェリーにクルーザー、タンカー、コンテナにマグロ漁船にゴンドラ。それからそれから潜水艦に潜水艇。果ては宇宙艦にいたるまで。

 舟、船、艦、艇・・・・・・。

「フネ」と名がつけば大体の物は造る。
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 元々造船業は、臨海国である羅幻王国に於いて盛んに行われているもので、我が国の民の意識としては、造船に用いるその技術力はにゃんにゃん共和国内で随一の物であると自負している。

また古来から海に親しみ海と共に生存してきた民の経験と、国是である技術力とが相乗し、読潮技術を始めとするノウハウには定評があり、海軍、商船問わず大きな長所となっている。
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 貿易港に隣接した、商工業地域を少し離れた一帯の地上、地下および海底には大きなものでは10万トンを超えるような艦船を建造可能な、それ以外にも多種多様の注文に対応できるような汎用性を持った造船所が設置されており、あらゆる用途の船が造られている。その中から生まれる国内での企業間競争によって、めざましい技術力、素材開発能力が培われるのだ。

 そしてつい先日、国によって建築された新型の造船所は、冒頭にあるように、どのような船でも造るという名目を持ち、特に海軍力としては大型戦艦、潜水艇等の開発に力が注ぎ込まれている。その一方で、宇宙戦力確保の目標として宇宙艦の製作を掲げている。

 そこでは、日々技術者達のデータ蓄積、ノウハウの作成等が行われ、そう遠くない未来に於いて、その目標が為される事が見込まれている。
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 しかしながらその鉄火場で消費されるエネルギーは膨大な量であり、常に経済の懸案事項であるがこれらの問題も王国の技術力に根ざした合理性を以て解決している。

燦々と降り注ぐ太陽を利用しての太陽光発電、潮位の変化を利用しての潮位差発電、河川を利用した水力発電、風力発電をはじめ、洋上採掘や砂漠の採掘によって新たに得られた石油、天然ガス、メタンハイドレードなどを効率的にエネルギーに変換して利用している。

 環境が厳しい羅幻王国においては、豊富に埋蔵量があるとはいえ、限りある資源を最大限活用して、最も効率のよい生産体制を維持することも重要であり、これら日々のたゆまぬ努力により、王国の海防力、海洋資源生産能力も支えられている
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        ※
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 現在の傾向としては、戦時という状況下にあることもあって、軍事方面への積極的研究アプローチが行われている。だが、軍事以外の方面での造船業に対する姿勢も平時と何ら変わることはなく、むしろ軍事部門との技術的な競争意識を触発する結果となっている。それは、通常の艦船においては速力と安定性、あるいは旋回性能の向上において特に成果が現れ、軍艦においては、その戦闘能力と防御性能として結晶した。戦時下の現在では、それら双方の垣根を取り払った形での相互協力により、新たな形での成果が現れようとしている。

 技術大国としての面目躍如として、他の国が想像もし得ない、あっと驚くようなギミックが搭載された艦船も多数存在しており、技師達の執念にも近い情熱が、造る物全てに余すところなく注ぎ込まれている。

 それもひとえに、『技の民』とも呼ばれる我が国民達の、非常に高いレベルの技術力とプロ意識によるところが大きい。

 また、国民の持つ職人気質とお祭り気質が作用して、時として非常にクオリティが高く、実用的でありながらも、『カオス』としか表現出来ない物が出来上がる事もしばしば見受けられる。

 そういう場合、技師達は苦笑いしながら「こういうのも悪くない」等と言い合うのであった。ちなみにこういう部分には、若き羅幻王が掲げた『カオス・パンキッシュ・闇鍋』というモットーが、彼ら、彼女らの根底に息づいているのが見て取れる。

 時に子供のように目を輝かせながら、時に厳しい職人の顔つきで喧々囂々と意見を交わす技師達の姿は、見る者全てに、今後の造船業の躍進を納得させる光景である。

(撮影:かちゅーしゃ様・ぱんくす様 解説:シノブ様・源様・ラスタ様・ルクス様)
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名前:・造船所(施設)

要点:・造船所 造船中の船

周辺環境:・作業者・トーチ
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