+ 無法海賊団『フェイク・ア・ジョーダン』 +




■創立者兼現代表:『口先三寸の魔女』 ガラホーク
■副代表者兼所属部隊隊長:『戦闘指揮者(コンバットコントラクター)』ユーリ=フラット


各星系を移動し、物資の運搬、商行為を目的とする宇宙船、商船『ガラドリエル』。
だが、その充実した武装、兵員の所持量、乗員の錬度の高さから彼らを単なる商人たちと思う人間はいない。
彼らこそ伊達と酔狂を友とし、義理と人情で命を賭ける天下御免の無法海賊団『フェイク・ア・ジョーダン』であるのだ。

彼らに目的は、無い。
彼らは特にこれといって大きな目的を持って行動しているわけでもない。
やることといえば、誰も行ったことのない未踏査星系を調査したり、困っている女の子を二束三文で助けたりと、とにかく、ロマンを求める人がひたすら多いのである。
はっきり言って、収益を上げているのは商行為、貴下の所属ヴァイス部隊による傭兵が主で、時々引き受ける仕事など、ほとんど儲けにならないのが大半である。
しかし、それに反対する奴はいない。
なぜなら、どいつもこいつもそーゆーロマンティックなことが大好きな社会不適合者ばかりなのだ。そうゆう損する行為を嫌う奴は最初からこの船にはいないのだ。

船員は皆お祭り好きである。
そうでない奴もいるにはいるが、大抵染まってしまう。
もちろん毎月お祭り騒ぎはやるし、演劇なども船員がやっている。
無論運動会もある。
最初はストレス発散の一環だったらしい。
ちなみに、井の中の蛙と思われていたフェイク・ア・ジョーダン演劇団であるが、何気にすごいレベルに達しつつあるらしい。


□所属部隊『銃煙の歌い手達(ガンスモーク・シンガーズ)』
隊長 ユーリ=フラット
もともとは、『銃煙の歌い手達』は、独立した一個の傭兵団であったが無法海賊団『フェイク・ア・ジョーダン』と契約したあと、結局内部に組み込まれた形で所属ヴァイス部隊となったのである。
特色として、彼らは戦闘行為を音楽用語になぞらえて言う。
援護射撃時は『こちらベース、バックコーラス、援護射撃を10拍のちに!!』など。
企業から貸し出された試作実験機を駆る数人のエースパイロットと、傭兵団の隊員で構成されている。

・『サードアイ・システム』
全機体に搭載されている戦術コンピューターのひとつ。
まず目となる機体と砲となる機体が存在する。
そして、相互リンクするそのシステムにより、前線に突出した目の機体と、砲の機体が多角的に相手を捕らえることにより後方からの援護射撃の命中率が格段に上昇する。
無論多角的に相手を見る目となる機体が多ければ多いほどその命中率は上昇する。
このシステムは所属のヴァイス部隊全機に搭載されている。  


□ガラドリエル
・外見
白銀に染め上げられた細いシルエットを持つ精強さを感じさせる流線型の大型戦艦。
表向きは商船の形をとっているため、迎撃砲塔や主砲は内部格納が可能。
 
・武装
ヴァイス×50機
カスタムヴァイス×15機
迎撃用小口径レーザー砲×20門
中型魔導バルカン×3門
主砲×6門
ヴォルカノンシステム×5
近接戦用帯電衝角×1
大出力荷電粒子砲『アロー・ザ・インドラ』

・『ガラドリエル』について
無法海賊団『フェイク・ア・ジョーダン』の所有する第十世代型ソロモンシップ。
その名前は『光の輝女』という意味合いがある。
速力を重視した構成で、このランクの戦艦としては破格の機動力を持つ。
内部は戦闘力と居住性を見事に両立させており、劇場が一つある。
艦内の内部の通路を利用したマラソン大会もある。

大出力荷電粒子砲『アロー・ザ・インドラ』 は、艦内の最低限を残したほとんどのエネルギーを凝縮させ、一気に放つ最後の手段である。
チャージには5分近くの時間が必要とされる。
戦闘中の5分は、致命的であまり使用はされていない。