+ 巨大暗殺組織『アルテミス』 +




■現総帥:羅幻 雅貴(雅貴=グネヴィア=ラングルード=羅幻)

□アルテミス組織図

羅幻雅貴が総帥として君臨する巨大暗殺組織。
アルテミス自体は絶対実力主義で、「アルテミス総帥決定の為の内部抗争」に勝ち抜いた羅幻雅貴が総帥位を手に入れたという経緯があるほど、創立以来苛烈な絶対能力主義を貫いている。
(総帥は、実際に「アルテミス」を独裁できる立場にあるため、その内部抗争は苛烈極まる抗争であった。)

アルテミス設立当時(女皇帝時代以前)の存在理由は「聖魔(女皇帝)の攻撃手段の一つ」としてであったが、巨大化していくにつれだんだんその意味が薄れ、神聖魔導帝国が消滅してしまった時以来、その存在意義は、ただの巨大暗殺組織としてしか無くなった。
しかし現在、雅貴が女皇帝に忠誠を誓ったことにより再び当初の存在理由が浮上、総帥直属暗殺部隊「ヘカテ」がその任務を受け継ぐ事となる。

女皇帝時代以前より、暗殺組織として世界の暗部の中に存在してきた「アルテミス」は、その巨大さ故に大小様々な造反なども多いが、雅貴は度々造反を粛正、消去したりと、恐怖統治とも呼べる支配体制を敷いており、その手腕故に古代神話のアルテミスの残酷な性格と、ヘカテ(冥界の女神)を、思い起こさせる事ほどである。
そのため、雅貴は組織内では「アルテミス」と呼ばれる事もある。


□ヘカテ
ヘカテとは古代神話で地下のアルテミスの事であり、冥府の女神の名である。
巨大暗殺組織「アルテミス」でも熟練した精鋭の者が集められており、総帥に絶対なる恐怖と畏怖、親愛、もしくは情愛をもって忠誠を誓う者達で構成されている。
総勢30名程からなる組織であり、『ピネジェム』を本拠とする。
普段は『ピネジェム』内の雅貴達直下の3つの工房等で働いているが、総帥の命によって敵を排除する任務を背負う。
それぞれ、所属する人物達にはCVを1機づつ与えられており、その力はかなりのものである。

□ヘケト
古代神話で『2つの世界(現世と死後の世界)の女主人』と呼ばれる女神の名を持ち、蛙をマークとする。
「ヘカテ」の構成人物達の半数が所属している組織でもあり、内部抗争の火種を察知し、消去したりとその仕事は様々。
実動組織「ネルガル」と、諜報組織「エア」を合わせた混成組織となっている。
しかし、実動組織「ネルガル」の責任管理者は羅幻 神無、諜報組織「エア」の責任管理者は羅幻 明と、どちらも「ヘカテ」の構成人物であり、特に信頼をおける身内の者達が就任している事からも、現総帥・羅幻雅貴の独裁統治の一端を臭わせている。

この2つの内部組織、「ヘカテ」、「ヘケト」を併せて「ウリエル」と呼ぶ者もいる。
「ウリエル」の名は、悪魔顔負けの無慈悲無情を誇る、地獄の長官である天使「ウリエル」より取られた名で、事実、この2つの内部組織を示す紋章には天使の翼が描かれており、そして、慈悲と情けは存在しない。